1:名無しのオカルト部員
実家の寺の地下、マジでヤバい構造になってるんやが誰か聞いてくれ
5:名無しのオカルト部員
1乙
また嘘松か?
9:名無しのオカルト部員
納骨堂が迷宮ってどういうことやねん
普通はロッカーみたいなのが並んでるだけやろ
12:名無しのオカルト部員
イッチはよ話せ
拉致されて骨にされるぞ
14:名無しのオカルト部員
普通はそう思うやろ?
ワイも最初はそう思ってたんや。実家がそれなりに歴史ある寺(東北の某県)なんやけど、本堂の裏手から地下に降りる階段があってな。
檀家さんが入る近代的な納骨堂のさらに奥に、管理用の頑丈な鉄扉があるんよ。
15:名無しのオカルト部員
お、ええやん
ゾクゾクする
19:名無しのオカルト部員
鉄扉の奥とか完全にアウトなやつやんけ
22:名無しのオカルト部員
どうせガバガバな鍵がかかってて、イッチが勝手に入ったパターンやろ
25:名無しのオカルト部員
そう、普段は南京錠が3つくらいかかってて絶対に入れないようになってる。
でも先週、親父(住職)がぎっくり腰で動けなくなって、代わりにワイが地下の「奥」の掃除と、お札の貼り替えを頼まれた。
「絶対に順路の赤線を外れるな」って念を押されて、地図みたいな紙を渡されたんや。
28:名無しのオカルト部員
赤線?地図?
納骨堂に地図が必要なレベルってなんやねん
32:名無しのオカルト部員
カタコンベかな?
35:名無しのオカルト部員
日本にもそういう地下墓地ってあるんか?
聞いたことないわ
38:名無しのオカルト部員
仏教系で地下に複雑な通路作るとこは実在するで
善光寺の戒壇巡りとか有名やけど、あれをもっとガチにしたやつやろ
39:名無しのオカルト部員
>>
サンガツ、勉強になるわ
イッチ、その地図うぷして
41:名無しのオカルト部員
地図は親父に回収されたから手元にないわ、すまん。
でも、手書きでぐちゃぐちゃに線が引かれてて、いくつも分岐がある狂ったような図面やった。
懐中電灯と予備の電池、お札の束、それと「清めの塩」を持たされて、いざ鉄扉を開けて中に入ったんや。
44:名無しのオカルト部員
うおおおおお
はじまった
45:名無しのオカルト部員
リアル探検隊やんけ
羨ましい
47:名無しのオカルト部員
扉を開けた瞬間、めちゃくちゃ冷たい風がブワッと吹いてきた。
匂いが独特で、お香の匂いと、カビの匂いと、なんというか「古い埃」が混ざったような、喉がザラザラする感じ。
床を見ると、確かに赤いペンキで細い線が一本、奥へ奥へと伸びてた。
50:名無しのオカルト部員
ひえっ
カビ吸うのガチで体に悪いから気をつけろよ
51:名無しのオカルト部員
マスクは?
ちゃんと防塵マスクしたんか?
53:名無しのオカルト部員
普通の不織布マスクはしてたけど、気休め程度にしかならんかったな。
最初のうちは、壁もコンクリートで、普通の古い地下室って感じやった。
でも、歩いて3分くらいで、急に壁がコンクリから「素掘りの土壁」に変わった。
しかも、天井が低くなって、大人の男やと頭をかがめないと歩けないレベル。
55:名無しのオカルト部員
そこからが本番か
57:名無しのオカルト部員
素掘りの地下通路とか崩落の危険ヤバくない?
60:名無しのオカルト部員
明治とか江戸時代のやつかな
63:名無しのオカルト部員
そう、完全に昔のトンネル。
しかも、壁の左右に、横穴が等間隔で掘られてるんや。
その横穴(高さ50cm、奥行き1mくらい)の中に、びっしりと「何か」が詰まってる。
懐中電灯で照らして、ガチで腰が抜けそうになった。
全部、骨壷と、裸のまま置かれた人骨やった。
66:名無しのオカルト部員
ヒエッ……
70:名無しのオカルト部員
裸のままはアカンやろ
72:名無しのオカルト部員
日本版カタコンベやんけ
73:名無しのオカルト部員
それマジなんか?
骨壷に入れずにそのまま置くとか、どんな古い宗派だよ
77:名無しのオカルト部員
昔は疫病とか飢饉で死んだ人の骨を、まとめて地下の穴に放り込んで供養したらしいな。
特に東北やと冷害とか多かったし、そういう歴史の闇的なやつかも。
79:名無しのオカルト部員
>>
そういうことなんかな……。
とにかく、その横穴が右にも左にも無限に続いてる。
しかも、道がまっすぐじゃなくて、すぐに二股、三股に分かれてるんや。
赤い線がなかったら、1分でどっちから来たか分からなくなるレベル。
ワイは赤い線を踏まないように、でも絶対に見失わないように慎重に歩いた。
80:名無しのオカルト部員
赤い線「踏んだら死ぬで」
84:名無しのオカルト部員
これ赤い線が途中で消えてたらホラー映画の始まりやな
87:名無しのオカルト部員
お札の貼り替えはどうしたんや?
89:名無しのオカルト部員
お札は、分岐点にある古い石仏とか、特に大きい横穴の入り口に貼るようになってた。
古いお札を剥がして、新しいお札を糊でペタペタ貼っていくんやけど、その作業をしてる時が一番怖かった。
背後から、誰かが「すぅー……すぅー……」って息をしてるような音が聞こえるんや。
93:名無しのオカルト部員
うわあああああああああ
95:名無しのオカルト部員
やめーや、今夜トイレ行けなくなる
99:名無しのオカルト部員
風の音やろ(震え声)
102:名無しのオカルト部員
空気の流れがあるってことは、どこか地上に繋がってる隙間があるんやろ。
地下迷宮ならベンチレーション(換気)は必須やしな。
104:名無しのオカルト部員
>>
ワイもそう自分に言い聞かせて、必死に作業を続けた。
でもな、おかしいんや。
お札を5枚目くらい貼り終えたあたりで、ふと気づいた。
足元にあるはずの「赤い線」が、急に細くなって、途切れ途切れになってるんや。
108:名無しのオカルト部員
きたああああああああ
111:名無しのオカルト部員
フラグ回収早すぎて草
113:名無しのオカルト部員
ペンキが剥げたんか?
それとも……
116:名無しのオカルト部員
これ引き返した方がええやろ
120:名無しのオカルト部員
ワイもガチで焦って、引き返そうとしたんや。
でも、その時、持ってた懐中電灯が急にチカチカし始めた。
「嘘やろ、電池は新品のはずなのに」と思って慌てて叩いたら、完全に消えよった。
辺りは一瞬で、光が1ミリも届かない「完全な暗闇」になった。
123:名無しのオカルト部員
ギャアアアアア
127:名無しのオカルト部員
予備の電池!予備の電池はよ!!
129:名無しのオカルト部員
スマホのライト使えやwwwww
131:名無しのオカルト部員
暗闇の恐怖ってガチで脳がバグるからな
方向感覚が一瞬で消える
133:名無しのオカルト部員
スマホはポケットに入ってたから、震える手で引っ張り出してライトをつけた。
なんとか明かりは確保できたけど、スマホの明かりって懐中電灯より拡散するから、逆に周囲の暗闇が強調されてめちゃくちゃ不気味なんや。
足元を照らすと、赤い線は完全に消えてた。
というか、さっきまで歩いてたはずの床が、いつの間にか「砂利」になってる。
137:名無しのオカルト部員
は?
床が変わった?
140:名無しのオカルト部員
別ルートに入り込んでるやんけ
141:名無しのオカルト部員
スマホのGPSとかどうなってたん?
143:名無しのオカルト部員
>>
GPSなんか入るわけないやろ、地下深くやぞ。
アンテナは完全に「圏外」表示やった。
もう頭がパニックになって、とにかく後ろを振り返って歩き出した。
来た道を戻れば戻れるはずや、そう信じてな。
でも、歩いても歩いても、さっきお札を貼ったはずの分岐点に着かない。
それどころか、どんどん天井が低くなって、ついに四つん這いじゃないと進めないレベルの狭い穴になってきた。
147:名無しのオカルト部員
それ戻ってない、奥に進んでるわ
151:名無しのオカルト部員
閉所恐怖症のワイ、無事死亡
155:名無しのオカルト部員
完全に迷宮に囚われてて草
158:名無しのオカルト部員
こういう時、壁を右手で触りながら進めば出られるって言うけど、壁は骨だらけなんやろ?
無理ゲーすぎる
162:名無しのオカルト部員
>>
そう、壁を触ろうとしたら「カサッ」って音がして、手に乾いた固い感触が伝わった。
照らしたら、頭蓋骨の目の部分に指を突っ込みそうになってた。
声出ないくらいビビって、手を引っ込めた。
その時、前方から「……おい」って声が聞こえた。
164:名無しのオカルト部員
ヒエッ
168:名無しのオカルト部員
親父か!?
171:名無しのオカルト部員
それとも「先客」か……
173:名無しのオカルト部員
声は低くて、掠れたおじさんみたいな声やった。
「おい、こっちだ」って。
ワイは一瞬、親父が助けに来てくれたんかと思った。ぎっくり腰を押して来てくれたんやと。
「お父さん!?どこ!?」って叫びながら、その声がする方に必死で這い進んだんや。
176:名無しのオカルト部員
アカン
それ絶対アカンやつや
178:名無しのオカルト部員
騙されるなイッチ!
182:名無しのオカルト部員
住職がそんなとこまで這ってこれるわけないやろ
186:名無しのオカルト部員
狭い暗闇で呼びかけられたら、藁にもすがる思いで進んじゃうのは分かるわ。
パニック状態やしな。
190:名無しのオカルト部員
進んだ先は、少し広い空間になってた。
ドーム状の部屋みたいになってて、中央に古い石の塔(五輪塔みたいなやつ)が立ってた。
スマホのライトでそこを照らしたら、その塔の陰に、誰かが座り込んでるのが見えた。
白い着物みたいなのを着て、頭を深く下げてる。
「お父さん?」って近づきそうになって、光をその人の顔に当てたんや。
194:名無しのオカルト部員
うわああああああああああああ
198:名無しのオカルト部員
見るなあああああ
199:名無しのオカルト部員
どうせ住職やろ?(震え声)
201:名無しのオカルト部員
顔、どうなってたんや?
202:名無しのオカルト部員
顔というか、肉がほとんどなくて、半分ミイラ化したような「何か」やった。
でも、目は生きてるみたいにギラギラしてて、ワイの方をじっと見てた。
しかも、口が動いて、はっきりと「……お札、貼って」って囁いたんや。
204:名無しのオカルト部員
ヒイイイイイイイイイイイイ
207:名無しのオカルト部員
ガチなやつやんけ
210:名無しのオカルト部員
お札貼って(物理)
211:名無しのオカルト部員
成仏してないお化けさんですかね……
215:名無しのオカルト部員
そこでイッチはどうしたんや
219:名無しのオカルト部員
ワイ、恐怖が限界突破して、持ってたお札の束をそのミイラ(?)に向けて思いっきり投げつけた。
そしたら、お札がハラハラと舞う中で、そのミイラが「ウフフ……」って笑ったんや。
その声が、天井や壁の骨の隙間から反響して、何十人もの笑い声になって地下室全体に響き渡った。
もう完全に理性がぶっ飛んで、ワイはなりふり構わず、来た道を逆方向に猛ダッシュした。
222:名無しのオカルト部員
お札物理攻撃は草
でも笑うのは怖すぎる
223:名無しのオカルト部員
四つん這いの道を猛ダッシュとか運動神経よすぎやろ
224:名無しのオカルト部員
火事場の馬鹿力やな
227:名無しのオカルト部員
でも、どうやって脱出したんや?
赤い線は見失ったままだろ?
231:名無しのオカルト部員
必死に走って、途中で何度も頭を岩にぶつけて血だらけになった。
どの通路を走ってるかも分からない。
でも、とにかく「上へ、上へ」と傾斜がある方に進んだ。
そしたら、奇跡的に、床に一本の「赤い線」が走ってるのが見えた。
235:名無しのオカルト部員
赤い線「おかえり」
238:名無しのオカルト部員
赤い線優秀すぎる
240:名無しのオカルト部員
その線に沿って走ったら、目の前に頑丈な鉄扉が見えた。
体当たりするように扉を開けて、這い出た。
そこは最初の、近代的な納骨堂のエリアやった。
明るい蛍光灯の光を見た瞬間、腰が抜けてその場にへたり込んで、大号泣したわ。
244:名無しのオカルト部員
生きて帰れてよかったな
247:名無しのオカルト部員
ガチで生還できて何よりや
248:名無しのオカルト部員
その後、親父には話したんか?
読み込み中...