1:名無しの怖がり
スペック
20代前半、男、フリーター。
先週の土曜日に友人と3人で県内でも有名な廃病院に行った。
そこでマジで洒落にならんもん連れて帰ってきたっぽい。
3:名無しの怖がり
お、ホラーか?
どうせ嘘松やろ
5:名無しの怖がり
お持ち帰り(意味深)
お前がそっちの趣味なだけやろ
9:名無しの怖がり
はよ書けや
引き伸ばしたら落とすぞ
11:名無しの怖がり
イッチ特定避けるために県名くらいはボカせよ
12:名無しの怖がり
愛知県な。
これ以上は言わんけど、マニアの間では結構有名な「H病院」って言われてる場所や。
16:名無しの怖がり
H病院って
あそこ解体されたんちゃうんか?
19:名無しの怖がり
いや、まだ一部残ってるで。
裏の旧棟は手つかずや。
21:名無しの怖がり
ヒエッ…あそこマジでヤバいとこやんけ
地元民やけどあそこだけは近づくなって親に言われてたわ
23:名無しの怖がり
マジなんか?
何があったんやそこ
27:名無しの怖がり
30年くらい前に院長が患者巻き込んで心中したとかいう噂あるな。
ソースはオカルト板やけど。
29:名無しの怖がり
そんな有名なとこによく行く気になるな
イッチは馬鹿なんか?
33:名無しの怖がり
スペックのフリーターの時点で馬鹿なのは確定やろ
36:名無しの怖がり
話進めるで。
一緒に行ったのは高校の同級生のAとB。
夜中の2時くらいに車で現地に着いたんや。
外観からしてもうボロボロで、落書きだらけやった。
39:名無しの怖がり
夜中の2時はアカン
丑三つ時やんけ
41:名無しの怖がり
廃墟の落書きってなんであんなにセンスないんやろな
相合傘とか死ねとかばっかり
43:名無しの怖がり
たまに芸術的なグラフィティあるけどな
廃病院のは大体おどろおどろしいやつや
44:名無しの怖がり
スレ主はよ
45:名無しの怖がり
すまん、思い出すとちょっと手汗がヤバい。
裏口の割れた窓から中に入ったんや。
中はカビと埃の匂いが凄くて、懐中電灯の光だけが頼りやった。
最初はAもBも「余裕やんけ」「何もおらんわ」ってイキってた。
46:名無しの怖がり
こういう奴らが最初にやられるフラグ
48:名無しの怖がり
イッチは後ろ歩いてたん?
49:名無しの怖がり
俺が先頭で、真ん中がA、最後尾がBや。
1階の受付ロビーみたいなところを抜けて、奥の診察室エリアに入った。
そしたら、急に空気が冷たくなったのが分かったんや。
エアコンついてるわけないのに、吐く息が白くなるレベルで。
50:名無しの怖がり
エアコン効きすぎで草
52:名無しの怖がり
霊気ってやつか
怖すぎやろ
53:名無しの怖がり
普通に夜露とか気温低下やろ
ビビりすぎやねん
55:名無しの怖がり
いや、季節は先週やぞ?
先週の土曜って結構夜でも蒸し暑かったやろ
58:名無しの怖がり
そう、先週の土曜日やから普通に暑かった。
なのにそこだけ冷蔵庫の中みたいやった。
で、一番奥の「第一診察室」ってプレートがかかった部屋に入ったんや。
62:名無しの怖がり
診察室とか一番おるやつやん
63:名無しの怖がり
器具とか残ってたん?
67:名無しの怖がり
カルテとか薬の瓶が散乱してた。
そこでBがふざけて、診察台の上に寝転がって「先生、お腹が痛いですー」とか言い始めた。
俺とAは「不謹慎やからやめろや」って笑いながら止めたんや。
その時、部屋の隅にあるパーテーションの向こうから「カサッ」って音がした。
70:名無しの怖がり
キタアアアアア
72:名無しの怖がり
ネズミやろ(適当)
76:名無しの怖がり
野良猫定期
80:名無しの怖がり
俺も最初はネズミか何かだと思った。
でも、その後に「ススッ…」って、何かが床を引きずるような音が聞こえたんや。
それも、パーテーションの向こうからこっちに向かって近づいてくる感じ。
83:名無しの怖がり
ヒエッ
86:名無しの怖がり
逃げろやああああああ
89:名無しの怖がり
Bは寝転んだままなんか?
93:名無しの怖がり
Bは音を聞いた瞬間、飛び起きて固まってた。
俺らは全員、パーテーションの隙間に懐中電灯の光を向けたんや。
そしたら、そこから「白い手」が見えた。
95:名無しの怖がり
手?
97:名無しの怖がり
手ってどんな手や
人間の手か?
101:名無しの怖がり
細くて、異常に白い手や。
爪が泥だらけで、床を這うようにしてパーテーションから伸びてきてた。
その手が、ゆっくりと診察台の方に向かって動いてるんや。
俺ら全員、声も出んかった。
103:名無しの怖がり
嘘松と言いたいが描写がリアルで草
107:名無しの怖がり
泥だらけの爪とかリアルで嫌やな
111:名無しの怖がり
それ人間じゃないん?
ホームレスとかが住み着いてたんちゃう?
114:名無しの怖がり
ホームレスにしてもおかしいんや。
手首から先しか見えんくて、その奥の腕が不自然に長いというか、角度がおかしかった。
で、その手がBの足元に触れそうになった瞬間、Aが「うわあああ!」って叫んで走り出した。
それにつられて俺もBも全力で逃げた。
115:名無しの怖がり
A有能
あの状況で叫べるの強いわ
119:名無しの怖がり
Bは触られんかったん?
121:名無しの怖がり
Bはギリギリ触られんかったと思う。
車まで死に物狂いで走って、全員乗り込んで即発進。
車内は全員パニックで、しばらく誰も喋らんかった。
コンビニの明かりが見えたところで、ようやく一息ついたんや。
124:名無しの怖がり
よかったな
無事で何よりや
125:名無しの怖がり
これで「お持ち帰り」ってどういうことや?
逃げ切れたやん
127:名無しの怖がり
ここからが本番やろ…
131:名無しの怖がり
コンビニの駐車場で、Aがガタガタ震えながら言ったんや。
「おい、お前ら気づかなかったんか?」って。
俺とBは何が?って聞き返した。
134:名無しの怖がり
Aは何を見たんですかねぇ…
137:名無しの怖がり
ゾクゾクしてきたわ
夜中に見るスレじゃなかった
139:名無しの怖がり
はよはよ
143:名無しの怖がり
A曰く、俺らが逃げるときに、あの白い手の本体が見えたらしい。
パーテーションの上から、顔だけが覗いてたって。
髪の毛がボサボサで、目が異常に大きくて、ずっとニチャア…って笑いながら俺らを見てたって。
しかも、その顔が「Bの肩に付いていってた」って言うんや。
147:名無しの怖がり
ヒエッッッッッッッッ
149:名無しの怖がり
肩に乗ってたんか…
151:名無しの怖がり
これBがヤバいやつやん
イッチはお持ち帰りされてないやん
153:名無しの怖がり
いや、違うんや。
その日は解散して、それぞれ家に帰った。
次の日、Bに電話したら繋がらんかった。
Aに連絡したら、Aも怯えてて「Bの家に行ってみよう」ってことになった。
157:名無しの怖がり
Bの家突撃か、チャレンジャーやな
161:名無しの怖がり
安否確認は大事やからな
163:名無しの怖がり
Bの家に行ったら、Bの母親が出てきた。
「Bなら部屋にいるけど、朝から様子がおかしくて…」って言われて、俺とAでBの部屋に行ったんや。
部屋に入ったら、Bがベッドの上で体育座りして、壁をじっと見つめてた。
164:名無しの怖がり
あかん
完全にいかれてる
167:名無しの怖がり
「お腹痛い」って言たし、診察されたんやろなぁ
171:名無しの怖がり
俺らが「B、大丈夫か?」って声かけたら、Bがゆっくりこっちを振り向いた。
その時のBの顔が、目が血走ってて、口元だけがニチャアって笑ってたんや。
Aがそれ見て「あいつや…!」って言って腰抜かした。
Bは掠れた声で「…つぎは、おまえ」って言った。
175:名無しの怖がり
こっわ
脳内再生余裕で鳥肌立ったわ
178:名無しの怖がり
「つぎはおまえ」
これイッチの番やんけ!
181:名無しの怖がり
イッチ逃げてええええええええ
185:名無しの怖がり
嘘松であってくれええええ
188:名無しの怖がり
俺とAは慌ててBの部屋から逃げ出して、そのまま帰宅した。
それが一昨日の話や。
で、昨日の夜から俺の家でもおかしなことが起き始めてる。
189:名無しの怖がり
何が起きてるんや
192:名無しの怖がり
お祓い行けってマジで
今すぐ神社行け
196:名無しの怖がり
昨日の夜、寝ようとしたら天井から「ススッ…」って、あの廃病院で聞いた床を引きずるような音が聞こえたんや。
我が家はマンションの最上階やから、上に人は住んでない。
気のせいだと思おうとしたけど、今度はベランダの窓を「トントン」って叩く音がした。
198:名無しの怖がり
最上階でベランダ外からノックは草
アクロバティック霊やんけ
200:名無しの怖がり
笑い事ちゃうぞ
ガチでヤバいやつや
203:名無しの怖がり
イッチ今どこにおるん?
204:名無しの怖がり
自分の部屋や。
さっきから、ドアの外でずっと「カサカサ」音がしてる。
親はリビングでテレビ見てるはずなのに、なんか静かすぎるんや。
LINEで親に「リビングに誰かおる?」って送っても既読がつかん。
206:名無しの怖がり
親もやられてるパターンのやつや
207:名無しの怖がり
家から出ろ!
ネカフェに逃げ込め!
209:名無しの怖がり
スマホの充電もなぜか急激に減ってきた。
さっきまで80%あったのに、もう15%しかない。
あと、部屋のエアコンつけてないのに、さっきから急に寒くなってきた。
息が白い。
211:名無しの怖がり
あ(察し)
215:名無しの怖がり
これマジなやつやん
おいイッチ、冗談抜きでやばい
実況してないで逃げろ
218:名無しの怖がり
電気全部つけろ!
明るいところには来んってばっちゃが言ってた
222:名無しの怖がり
待って。
ドアの隙間から、何か白いものが見える。
細い、白い指みたいなのが、ドアの下の隙間から部屋に入り込もうとしてる。
爪が泥だらけや。
226:名無しの怖がり
うわああああああああああああああああああああああああああああ
229:名無しの怖がり
入ってきてるやん!!!
231:名無しの怖がり
釣り宣言はよ
嘘やろ?
233:名無しの怖がり
イッチ?
返事しろ
237:名無しの怖がり
おい
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